Angelinaを聴きながら

深く、楽しく、いさぎよく

歌詞ってなんだろう?

皆さんが好きな曲で、一番好きな要素はなんですか?

そんなのフィーリングじゃない?と思う人も、一度考えてみてほしい。
メロディですか?前奏ですか?ロックじゃないと聴く気が起こりませんか?
アイドルが好きなあなたはもしかしてMVを観るために曲を聴いている?

この記事では歌詞に注目してみます。

~まずは曲との出会い編~
まずは皆さんは、好きな歌手の歌をチェックするんでしょうか。

たまにはカフェや本屋さん、ビルで流れている曲を聴き、
メロディが耳に残れば、その場でアプリで探したり?

私は、知らない曲を調べるとき、歌詞で検索してはいるけど、
気になっているのはメロディーの方ということが多いのですよね。
個人的には、曲の第一印象は前奏やサビのメロディに持っていかれちゃうような。

歌詞は頭で考える必要があるから、第一印象としては薄いのかも。
初対面の人の印象だって、一瞬の見た目で決まるというデータを就活の時見た。

歌詞でインパクトを受ける曲もあるけれど
「なんだこの歌詞??」とマイナスな意味で脳がザワザワしてしまって、
本来の好きのフィーリングから離れていることが多くてね。

~歌を聴いていくうちに編~
だけど、歌詞が重要じゃないなんてことないと思う。

昔から知っていた歌詞が、
今になって共感できるようになったことはありませんか?

人生の経験を通して獲得した苦楽によって、歌詞は歌曲の中で存在を増すんです。
より深い意味を、あなたはあなたの人生をもって歌詞に肉付けしたんです。

味わい深い歌はあなたが育てているのかもしれない。
曲を聴いて涙が出るのは、あなたの脳の中で、その時の記憶が甦るからかもしれない。

歌詞は時代を超えて聴き手を楽しませてくれる要素といえる。
そして、歌詞は大きく二通りの分け方があるんじゃないでしょうか。

1つ目が実体験型。
恋愛ソングのように「私たちがいつ頃出会って」とか「こんなエピソードがあって」「悲しかった・嬉しかった・楽しかった」という風に、きちんとしたストーリーがあるタイプ。
聴き手に既にあるストーリーを教えるイメージ。

2つ目が抽象型。
これは実体験系とは違って、歌詞に具体的な出来事を書かないことによって、聴き手自身に「自分もしくは相手との関係に何が起きたか」「どんな気持ちか」を想像させるタイプ。
想像できる人には、実体験型以上に深く共感できるものだと思う。

抽象型の歌詞をふと思い出し、「こういうことを言っていたんだ」と
歌にまんまとはまる日々。おもしろい。